のど自慢

 

日曜の昼テレビのスイッチをひねる

あののど自慢の鐘の音が画面から飛び出す

何年も何年も

日本人の心の中に

普通の人達が

日常生活を背負って現われる

 

歌のうまさが大切ではなく

歌を愛する気持ちがあればよい

演歌もよし民謡も良い

 

若い心を思いっきりぶつけたり

老いた人でもそれなりに力強い

日本人はちょっぴり恥ずかしがり屋なので

自分の代わりをそこに見つけて

共感を覚えるに違いない

 

長い年月の積み重ねは

まるで毎日食べるご飯のような暖かさを

人々に与えてくれる

今日は広島福山から

のど自慢の映像が全国に流れる

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